2010年5月アーカイブ

フラを踊る方なら必ず聞いたことがあるであろう名曲「キモ・ヘンダーソン・フラ」をご存じでしょうか?

最近はライアテアやナー・パラパライなどがカバーしてフラダンサーにもとっても人気の高い

ハワイアン・ソング。

アタシはこの曲が大好きです。

 

この曲は作者のヘレン・デシャ・ビーマーが友人であるジェームズ・ヘンダーソン(キモ・ヘンダーソン。

キモはジェームズにあたるハワイ語)家を訪れた際に、彼から受けた温かいもてなしに感動して

作った曲。

歌詞の中にはその時のキモ・ヘンダーソン家の美しい情景が歌われています。

そしてそんなキモ・ヘンダーソン家は60年以上経つ今も実在し、今にも崩れそうになりながらも

なんとかその形をとどめていると聞き、崩れ落ちる前に訪れてみたいとずっと思っていました。

キモ・ヘンダーソン家はハワイ島ヒロ近郊。

メリーモナークでハワイ島に滞在している際に、幸運にもそのチャンスが巡ってきました。

一緒に滞在していた友人に「どこか行きたい場所ある?」と聞かれ

「キモさんの家に行ってみたい・・・」と。

そこから捜索開始。

キモ家はハワイ島ヒロから少し上ったピイホヌアという土地に建っています。

(それは歌詞の中に出てくるのでわかるのです)

でも情報はそれだけ。ピイホヌアのどこにあるのかはさっぱりわかりません。

とりあえずピイホヌアに行ってみればなんとかなるだろうとホテルを出たところで

なんとラッキーなことにハワイアン・ソングの解説などでご活躍されている鳥山親雄先生に

ばったりお会いしました。

これは聞かない手はないと鳥山先生に「キモさんの家を探しているんです」と

おたずねしたところ行き方を教えて下さいました。

鳥山先生、ありがとう!

これで安心して出発。ヒロの街を北上し、ピイホヌアに到着。

キモ家は住宅街の中にあるとのことでしたが、なかなか見つかりません。

鳥山先生に教えてもらった道順もなんだかうる覚えで不安になってきました。

それにピイホヌアったって広いからねぇ・・・

きっとこの辺だろうというところまで来たもののどうしてもわからず、

この時期にメリモのためにハワイ島入りしている知人などに電話をかけまくって聞いてみますが

みんな知らないようです。

仕方なく、一件の家に「キモさんち知りませんか?」と聞きに行ったところ、

そこの親切な奥様が「私は知らないけど・・・」と電話帳を出してきて、電話帳から

住所を調べようとしてくれましたが、キモさんの家は今はもう誰も住んでいないため

もちろん電話帳になんて載っているわけがありません。

事情を説明してお礼を言って、また自力で探し回りました。

そしてこんなところにたどり着きます。

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とっても古い小さな建物。

 

 

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 ピイホヌア会館と書いてあります。

そういえば鳥山先生が道に迷ってわからなくなったらここで聞いてみなさい、と言っていたっけ・・・

と言うわけで、思い切ってドアの隙間から中を覗くと日系人のお年寄りが会合を開いていました。

こんなところに日系人の集落が、と思うと嬉しくなります。

 

 

 

事情を説明するとすぐにキモ家の場所を教えてくれました。

さすがこの曲が出来た時代にすでにこの世に生を受けていた方々です。

キモ家は今はもうゴーストハウスになっていていつ崩れ落ちるかわからない、との事。

今日、訪れる機会に恵まれて本当によかった・・・

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ピイホヌア会館の向かいに建っていたバス停。

この古びたバス停に果たして今もバスは停まるんであろうか・・・

 

 

 

 

 

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そして教えられた場所に辿り着くとそこには本当に廃墟と化したキモ・ヘンダーソン家が建っていました。

歌詞の中に「丘の上のキモ」とあるのですが実際に小高い丘の上にあり、この家は通称「モアニケアラ」と呼ばれています。

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近づいてみると今にも崩れ落ちそうなのがよくわかりますが、建物が朽ち果てた今もたくさんの植物が生い茂り、当時の面影を残しています。

 

 

 

 

 

 

932.jpgのサムネール画像 

横から見たキモ・ヘンダーソン家。

ちなみにこの土地は買い手が見つかり、この建物が完全に崩れ落ちたら土地を整備し、新しい建物が建つそうです。

このまま保存しておきたいけど、ここまで来ると本当に崩壊するのを待つしか方法がないという感じですね・・・

 

 

 

この日はシトシトと雨が降っていました。その雨がまた情感を誘いとても深い感動が心を打ちます。

車の中から家を眺めている時に友人がi-podで「キモ・ヘンダーソン・フラ」をかけてくれました。

目をつむるとその当時の風景が曲の歌詞と共によみがえります。

 

美しく咲き乱れる花園。

そしてその花の蜜を吸いに来たイイヴィ(鳥)たち。

作者が感動した温かなおもてなし。

 

きっと当時はどんなにか美しい風景が広がっていたことでしょう。

数十年経った今もキモさんと奥様のレイ・マカニさんの息遣いと優しい心が

まだそこに残っているような気がしました。

いつかこの家が朽ち果てる時が来てもキモさんの心はこのモアニケアラ、美しい小高い丘の

上の家にきっと生き続けることでしょう。

 

 

 

 

 

ずいぶん間が開き、途中関係ない内容のブログも入り込んだため

メリモ奮闘記が3でストップしておりましたが、

「そりゃアカンやろ!!」と思い出し、最終章を書いております。

 

メリモもいよいよ最終日。

4日目はアウアナの日です。

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アウアナの日はやはり華やかさが違いますね。

会場がパッと明るくなり、ダンサーたちが身につけている花の匂いが漂います。

 

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アタシも随分カメラに慣れてきて、シャッターチャンスもバッチリ逃さずに、撮れるようになってきました。

でもこの4日間、せっかくのメリモをほとんどファインダー越しでしか見てなかったような気も・・・

 

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若きクム、スノーバードのハラウ。

ミディアム丈のドレスが軽快な感じ・・・

全体的にシンプルにまとめてあります。

個人的にはかなり好きな感じ・・・

 

 

 

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 そしてそのスノーバードのカメハメハスクール時代の級友、カレオ・トリニダッドのハラウ。

毎年ここのカネは魅せてくれるんだよね。

クムが若いのでハウマナもみんな若い!

衣装もとってもファッショナブルですな。 1060.jpg

 

 

 

ラムホーさんとこ。

やっぱりパフォーマンス性たっぷり。

 

 

 

 

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イカヴェキウ。

さすがと思わせる踊りです。

シックな衣装もなかなか・・・

男前度が上がりますね。

 

 

 

 

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 オラナ・アイさんのハラウ。

パープルのドレスに何重にも重ねてつけたクラウンフラワーのレイがとっても素敵でした。

 

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ちなみに彼女たちの髪型はこんな風になってます。

落ち着いた色合いなのにゴージャス感もかなり出てますね。

クムのセンスの良さがうかがえます。 1100.jpg

 

 

ケアリィ・レイシェルのハラウ。

もちろんケアリィの歌声に乗って踊ります。

曲は永遠のラブソング「Ke Aloha」。

ケアリィの優しい歌声に会場が大きな愛に包まれます。

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真打ち登場!カムエラの皆さん。

文句なしに美しい!!

 

それにしても今回ってパープルのドレスが多いのかしら・・・

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 大所帯で盛り上がってました。

サニー・チンさんのハラウ。

ピンクとブルーが鮮やかにステージに映えます。

 

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最後はやっぱりケ・カイ・オ・カヒキ。

少人数ながらダイナミックな踊りで会場を湧かせました。

 

 

 

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アワードが始まりました。

会場が最も盛り上がり、そして最も緊張する瞬間ですね。

 

 

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今年は圧倒的な強さを見せたケアラオカマイレ。

誰もが納得の結果だったのでは?

 

 

 

  

  1173.jpgのサムネール画像のサムネール画像

 

そして今年もやっぱり強かった!

総合優勝は2年連続ケ・カイ・オ・カヒキが勝ち取りました。

力強いカネの踊りは見る人をグイグイ惹きこむパワーがあります。

さすが!の一言です。

長かった4日間も終わってみればあっという間・・・

毎日、重たい荷物や睡眠不足と戦いながらも、フラガールにとっては憧れの舞台を生で見る機会に

恵まれたことに本当に感謝です。

クタクタでヘロヘロな毎日。

ドタバタ奮闘記でしたが、そこには言葉では伝えきれない大きな感動がたくさんありました。

また来年このブログで、そしてスポナビレポートで皆さんにこの感動をシェア出来ることを是非期待

して下さいね。

カメラの腕も磨いて、来年はもっといい写真も撮っちゃうもんね!!

 

 

昨日は日曜日。

せっかくのお休みが朝から雨・・・

 

日曜日は友達とドライブに行こうと約束していたので

みんなで集合したものの、この雨でさて、どこ行こう・・・

 

迷いながらも車を走らせとりあえずフリーウェイに乗り

パールシティで降りると雨が上がっている様子。

「これならノースまで行けるかも!」と

調子に乗ってまたフリーウェイへ・・・

 

そしてその行動が予期せぬ事態を招くとは

このときは夢にも思っていませんでした。

 

雨は上がったものの路面が濡れているため

みんなスピードを落として走っています。

アタシもいつも以上に注意しながら運転していました。

しかし、ミリラニまで来た時に事件は起ります。

 

車がアクセルを踏んでもなぜかどんどんスピードダウン。

そしてガタガタガタ・・・・・・・・・という違和感のある音が・・・

不安になりフリーウェイの路肩に車をストップさせました。

友達が車外に出て様子を見て叫びます。

 

「まゆさん!!!パンクしてますっ!」

 

パ、パンクっ??????????

 

アタシは日本にいた頃、車の運転はしていたけれど

パンクしたことなんてありません。

今、ここにいるのは女の子4人。

女子4人で大パニックになりながらも

スペアタイヤを探しながら通り過ぎて行く車に

手を上げて助けを求めました。

 

しかし、ここはフリーウェイ。

しかもこの天気。

なかなか誰も停まってはくれません。

 

スペアタイヤを見つけなんとか車の底から外したものの

パンクしたタイヤを外して取り替えるなんてどうしたらいいのかわかりません。

それでも手を油で真っ黒にしながらアタシは必死に格闘していました。

そこにやっと1台の車が停まりました。

運転しているのは若い女の子。

友達が停まった車まで走り事情を説明します。

女の子はあちこちに連絡をしてくれているようでした。

 

そしてそうこうしているうちに2台目の車が停まりました。

中からはご夫婦と思われるおじさんとおばさんが降りてきました。

ここで最初に停まってくれた女の子とおじさんがバトンタッチ。

説明をしなくてもアタシたちの様子で事情がわかったようで

おじさんはテキパキとパンクしたタイヤを外し始めました。

気がつくとまた土砂降りの雨が降り出しています。

おじさんはズブ濡れになりながらスペアタイヤを取り付けてくれています。

おばさんも雨に濡れるアタシたちを気遣い、傘を差し出してくれます。

 

そうこうしているうちに今度はポリスがやってきました。

どうやら最初に停まってくれた女の子が呼んでくれたようです。

ポリスたちの助けもあり、なんとかタイヤ交換が無事終了。

 

アタシは改めてお礼がしたいと思い、そのご夫婦の連絡先を聞いたのですが

「そんなこと何もしなくていいのよ。」と困っているようでした。

それでも、となんとかお願いして住所を教えてもらうと

その方の名前を見て日系人であることが分かりました。

「名字が日本の名前なんですね。」というと

「そうなのよ、うちの母親が日本人なの。」と。

そして

「そうだわ、あなたたち、これからうちにいらっしゃい。うちの母親もきっと

あなたたち日本人に会ったら喜ぶと思うわ!」

と、助けていただいた上におうちにまで招待していただくことになってしまいました。

 

助けていただいたご夫婦のお宅に伺うと

今年で78歳になるというおばあちゃんがアタシ達を迎えてくれました。

大阪の阿倍野市出身だというおばあちゃんは

とても上品で腰などまったく曲がっておらずしゃんとした立ち姿が美しい方でした。

嬉しそうにお孫さんを紹介してくださり、

またそのお孫さんたちも突然の来客を笑顔で迎えてくれて

このご家庭がどれだけ愛に溢れている家庭なのかは

何も言わなくてもわかる気がしました。

ハワイ大学で日本語の勉強をしているというお孫さんや

日本に住んでいた経験がある息子さんもいらっしゃって

異国に来てもどこかに日本の面影を残しながら、

このおばあちゃんは何十年もこの土地で生きてこられたのでしょう。

リビングには大量の紙皿やコップが置いてあり

聞けば前日、お孫さんたちがホームレスの方への食事サービスの

ボランティアに使ったものだとか・・・

素晴らしいですね。

 

思えば豪雨の中、必死になってパンクと格闘し、

そしてそこから始まったこの出会い・・・

そういえば最初に停まってくれた彼女のTシャツの背中には

「KOKUA」と書いてあった。

KOKUAとはハワイ語で「協力する」という意味です。

その言葉通り本当に彼女はアタシ達をKOKUAしてくれて

あのご夫婦にバトンを繋いでくれた。

そしてそのバトンを受け取ったご夫婦は豪雨の中、

一生懸命アタシ達を助けてくれた。

そしてまたそこから繋がった縁でアタシ達は日本を懐かしみながら

異国で生きるおばあちゃんに出会った。

 

フリーウェイでパンクしてずぶ濡れになって泥だらけになって

「もう最悪な日だよ、今日」って思ったけど

気づけばこんなにもたくさんの人の温かさに触れることができて

最高に素晴らしい1日だったのかもしれない。

 

一期一会の出会いを大切に、そしてその出会いに感謝しなきゃいけないね。

ハワイらしい優しさに包み込まれて気持ちがあったかくなる、そんな1日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

栃木県某リゾート地出身
海のない栃木県に生まれ海を見るのは年1回、家族で行く海水浴のみという幼少時代を過ごす。

初めてのハワイは今から十数年前。 海なし県に育った反動で、開放的で海がキレイなハワイに一発でハマり そこから日本とハワイ行ったり来たり生活がスタート。

イケイケギャル時代はビーチとブランドショッピングのオンパレード。
いかに真っ黒に日焼けして帰るかに命をかける毎日。

しかし偶然登ったハワイ島マウナケアの山頂で美しいサンセットと無数の星達を見て ハワイの雄大な自然に大感動。人生観がガラリと変わる。 単なる「日焼けギャルツアー」から卒業しハワイをもっと学ばねば!と思っていた ちょうどその頃、フラに出会う。

ハワイの伝統文化であるフラの奥深さを知り、そしてそれに導かれるように2009年11月ハワイ上陸! スポナビスタッフの一員に・・・

今までの観光客目線から住人目線にシフトしてハワイをholoholo(ハワイ語でお散歩)しながら 日々の生活の中で出会ったものや大好きなフラについて語ります。

趣味:いつまでたっても初心者のままのゴルフ
特技:自転車の手離し運転(手離しのまま右折、左折可能)

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