ラハイナで独立記念日の花火を楽しみ、そそくさとキヘイへと戻ったアタシたちは
早速明日早朝の準備を始めました。
数時間後にはハレアカラを目指して出発しなければなりません。
のんびりシャワーを浴びているヒマもないので
ハレアカラから帰ったらシャワーを浴びることにして、すぐにベッドに入りました。
しかし、寝たと思ったらあっという間に目覚ましが鳴りました。
時間は夜中の2時!!!!!
みんな眠そうな顔はしているけど、無言で出発の準備を始めました。
2時半、キヘイを出発。
山頂はあり得ないくらいの寒さです。
アタシ達も山ほどの防寒具を車に積み、いざハレアカラへと出発しました。
夜中なので道は真っ暗。
ハレアカラハイウェイは日光いろは坂のようにくねくねとうねっています。
しかもたいしたガードレールもなく、路肩の下は断崖絶壁。
これ、落ちたら終わりだな・・・
運転にも気は抜けません。
そして約2時間でいよいよ山頂に到着。
パーキングには次々とサンライズを見るためにやってきた観光客の車が入ってきます。
今日の日の出は5時半過ぎとのことで、4時過ぎに到着したアタシ達は
まだ明けやらぬ空で星空観測を楽しみました。
この星空がね、とにかくすごいの!
よく「無数の」という表現をするけれど、まさに無数の星たちが
空に隙間なく広がっています。
流れ星なんてピュンピュン飛びまくってるし・・・
いつまで見上げていても飽きることのない星空に感動しながら
日の出を待ち続けました。
そして5時過ぎ。
そろそろみんな動き始めます。
アタシ達も車から降りて山頂のサミット・ビルディングへと歩きはじめました。
しっかし寒い!!!
ハワイのあったかさに慣れきっている体にはキツすぎる寒さです。
コンドから持ってきた毛布にくるまりますが、それでも立っているのもツライくらいの寒さ・・・
ここ、ホントにハワイかよ。
サミット・ビルディングには標高が記されていました。
10,023FEET
3,055メートル
富士山よりは高くないんだね。
とは言え高い!!
でもって寒い!!!
ちなみにあまりの寒さにアタシもこんなことになってます。
とにかく、手を出すのも足を出すのも勇気がいるくらいの寒さ。
那須の山奥育ちのアタシでもかなりきつかった・・・
さぁ、もうすぐ日の出ですよ・・・・・
雲の向こうがうっすらと明るくなってきました。
徐々に雲海や山肌がくっきりと姿を現します。
太陽が顔を出す前にこの国立公園のスタッフがハレアカラについての説明をしてくれます。
でもアタシはそんなことよりも左側に写っているオジサンが気になっていました。
このオジサン半ズボンです。寒くないんでしょうか?
気温はおそらく0℃近いハズなのに・・・
そしていよいよ・・・
ゆっくりと太陽が顔を出し始めました。
力強い日の光に大地の息吹を感じます。
ハレアカラとはハワイ語で「太陽の家」という意味。
その名の通り、アタシ達はこの瞬間、太陽の家の中にいるような、そんな気がしました。
日の光が本当にあったかく、冷え切ったアタシ達の体を温めてくれます。
このハレアカラの火口内でかつて「2001年宇宙の旅」が撮影されたことは有名ですが、まさにこの世のものとは思えない現実離れした無機質な景色が広がっています。
ちなみにハレアカラの噴火口は円周33.8km。ニューヨークのマンハッタンがすっぽりと入ってしまう大きさです。
大自然の迫力に圧倒されながらその景観に息を飲みます。
朝日がサミット・ビルディングを照らし、美しいシルエットを作り出しています。
振り向くとそこには天体観測所、サイエンス・シティが。
ハワイ大学、ミシガン大学、アメリカ空軍などの研究グループがこの天文台で月や太陽の観測を行っているそうです。
そういえばハワイ島マウナケアの山頂には日本の「すばる天文台」がありますね。
これはシルバー・ソード(銀剣草)という高山植物。
一生に一度しか花を咲かせない植物です。
なんと20~30年かけて花を咲かせるんだそうです。
そこまで時間をかけて花を咲かせて、一度咲いたらその生涯を終えるなんて、ちょっと切ない植物ですね。
さぁ、すっかり夜が明けたので下山しますよ。
またここからロング・ドライブの始まりです。頑張らねば・・・
山を下っていくと雲の切れ間から下界の景色が見えてきました。
やっぱり緑があるとホッとするね・・・
しばらく走るとこんな看板が・・・
それは何故かというと
こういう場面に出くわすからです。
このあたりで放牧されているウシさんたちが車にまったく動じずにこちらに向かって歩いてきます。
こっちが注意しないとウシさんと衝突事故を起こしてしまうのです。
ちょっとうちの田舎みたい・・・
ぷぷっ。
やっと公園入り口のスタート地点に戻ってきました。
ちなみにアタシ以外の2人は軽い高山病にかかり、ダウンしております。
でもアタシは元気!元気!
腹が減ったから朝マックが食いたいなどというテンションです。
こう見えても体育会系なんでまかせて!!
ハワイ島のマウナケアは許可のある車しか通行できないため個人で山頂を目指すのは難しいのですが、ハレアカラは気軽に自分たちの車で登ることができます。
満天の星空に感動し、言葉を失うほどの美しいサンライズに出会い、ハワイとは思えない寒さも体感できるハレアカラ。
一生に一度はこの言葉にするのは難しいくらいの素晴らしい景色を是非味わって下さい。
きっとそこにはプライスレスな感動が待っているはず・・・
栃木県某リゾート地出身
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